労働組合の周年記念は、全組合員に対して、これまでの感謝を伝え、より一層の結束を固める重要な機会です。記念品としては、非常に多くの方々に喜んで頂く物を選ぶ必要があると同時に、「カタログギフトや金券等では気持ちが伝わらないのではないか」との懸念もあり、悩まれている方も多いかと思います。そのような状況の中、AGCセイミケミカル労働組合様は、SELECTSのオリジナルカタログギフトを組合員に贈り、期待以上の成果で周年記念を成功させることができました。SELECTSを選んだ理由や実際の組合員の反応などについて、執行委員長の方岡様と副委員長の清水様、文化体育活動を担当する小方様、熊谷様に伺いました。
AGCセイミケミカル労働組合様が「SELECTS」を選んだ
決め手は何だったのでしょうか。
清水:まず、ウェブサイトが非常にわかりやすかったですね。私たちが望んでいること、知りたいことに対する答えが明確に表現されていたので、ぜひお話を聞きたいと思い、問い合わせをしました。
小方:ご担当者がすぐ来てくださって、サンプルを見せながらプレゼンテーションをしてくれたのですが、「あ、これだ」と思いました。
熊谷:それまでいろいろネット検索や問い合わせなどでリサーチを重ねましたけど、あのプレゼンは素晴らしかったですね。「こういうことがしたかったんだ」と腹落ちしました。
方岡:私たちがやりたいこととぴったりマッチした理想的なサービスだと思いました。執行部は、この4人を含めて茅ヶ崎本社に10人いるのですが、全員の意見が一致してその場でお願いすることを決めました。
そもそも、オリジナルカタログギフトを製作しようと考えたきっかけはなんだったのでしょうか。
方岡:AGCセイミケミカル労働組合は、1962年に設立されて2022年に60周年を迎えました。長く続けてこられたのは、頑張ってこられた諸先輩方と組合員のみなさまのおかげです。この感謝の気持ちと、今後70周年、100周年とさらに歴史を積み重ねていってほしいという願いを伝えたいという思いがありました。
清水:そうした思いを伝えるのはどうしたらいいのか、執行部で知恵を絞りました。以前の周年記念ではパーティーの開催やQUOカードを贈呈をしたのですが、執行部としてより「誠意」を伝えられる方法はないかと模索したのです。
カタログギフトありきで検討されたのではなく、「誠意」をいかに伝えるかを追求した結果、オリジナルカタログギフトにたどり着いたのですね。
小方:前回のように組合員全員が集まるパーティーの開催は難しかったこともあり、何らかの贈り物をしようという案は早い段階で出たのですが、問題はなにを贈るかです。全員に喜んでもらいたいのですが、記念品でよくあるボールペンや時計は「もらってもあまり嬉しくない」という声をよく聞きますので、いろいろと調べました。
熊谷:検討を重ねてもなかなか結論が出なかったので、一時期は商品券かQUOカードのようなギフトカードにしようという話も出ました。しかし、商品券だと手紙を添えるしかありませんし、QUOカードは「60周年記念」などの文字も入れられますが、味気なくて「誠意」は伝わらないと思ったんです。それに、金券類を配布する際の組合員の税負担の問題についても考えなくてはなりませんので、困っていました。
清水:組合員の負担を少しでも軽減し守るのも労働組合の役割です。そうした中で、小方・熊谷の両名がSELECTS for Businessを見つけてきてくれたんです。私たちで記念品をラインナップでき、贈られる側がその中から選べるという方式があること自体、私たちは知りませんでしたので、「そういうものがあるのか」と新鮮に感じました。
SELECTS以外のカタログギフトも検討されたのでしょうか。
小方:はい、いろいろと検索して調べました。でもSELECTS以外は、「3000円相当」などパッケージ化されたプランが多く、商品選定の自由度も低かったですね。デザインもいくつかのフォーマットの中から選ぶ形式が多く、気持ちを込めにくいと感じていました。
方岡:SELECTSを選んだのは、商品の選定からデザインまで自由度が非常に高かったからです。「オリジナルといいつつ、そこまで自由に商品が選べるのだろうか、いざ契約したら実は選択肢が少ないのでは」と実は少し不安もあったのですが、実際に何でも選べて本当にオリジナルだったので安心しました。
たしかに実際はカスタマイズ・セミオーダー形式のサービスなのに、オリジナルを謳うサービスもありますからね。
熊谷:そのとおりで、細かくリサーチを進めていると、意外と自由に商品を選べないサービスが多いんですよね。でもSELECTSは、普段ネットショッピングをする際に見るようなECを含め、どんなところからも選べて、しかもそれらを自由な組み合わせにできるということでしたので、SELECTS を選んで良かったです。
デザインの自由度の高さもSELECTSの特徴ですが、
そのあたりはいかがでしたか。
誠意をお伝えできる仕上がりになりましたでしょうか。
小方:いろいろと思い描いていた部分はありましたが、SELECTSからの提案が非常に素晴らしかったですね。ひととおりお伝えした要望を踏まえて、それ以上の出来栄えのものを提案いただきました。
清水:本社の茅ヶ崎(神奈川県)も、鹿島工場(茨城県)もすぐ近くに海があります。
また、社名が化学を意味するオランダ語に由来する会社ですから、そうした雰囲気も盛り込みたかったのですが、両方ともしっかりと反映いただきました。波を感じさせる写真をバックに、化学をイメージするアイコンも入っていて、本当に満足できる作品となりました。
「作品」と言っていただけるのはありがたいですね。
技術職が多い会社でいらっしゃるので、細部までこだわりもおありだったと思います。
熊谷:その点では、作業着を着た男女のイラストもよかったですね。
ヘルメットの写真を参考までにお渡ししたのですが、色味もしっかりと再現いただきました。
私自身もそう思いましたが、組合員も親しみを感じられる仕上がりになったと思います。
方岡:挨拶文とともに、委員長として私の顔写真を掲載いただきましたが、そのおかげで私を知らない組合員に覚えてもらうことができました。ギフトの中に「委員長セレクト」として私のお気に入りアイテムをいくつか入れたのですが、「委員長セレクトを選びましたよ」と複数名から声をかけられて嬉しかったですね。
「委員長セレクト」を含め、商品選定も執行部でされたのでしょうか。
小方:各執行部のメンバーがオーダーした方針でSELECTSから商品リストを提案いただいたものをベースにしつつ、各自がネットで探した商品を含めて、全員3つ以上の候補を出してもらうよう依頼しました。商品リストのラインアップが適切だったこともあり、また各自がリクエストした商品もスムーズに確認をとって頂いたこともあり、ラインナップはスムーズに決まりました。
熊谷:女性を意識して、熊野筆や季節のフルーツを少しずつ詰め合わせたセットなども用意しました。こだわったのが「地産地消」企画です。本社がある茅ヶ崎の特産品からピックアップしようということになったのですが、そういった要望にもSELECTSは柔軟に対応してくれました。充実した商品リストを提案いただき、ナンプラーなど知らない特産品もあって、地元を再発見するきっかけにもなりました。
完成品がお手元に届いたときの印象はいかがでしたか?
清水:デザインから商品選定まで全て携わっていますので、感慨深いものがありました。普通のカタログは少し大きめでかさばるイメージがありますが、ご用意頂いたパッケージはコンパクトでしっかりとした仕上がりなのもよかったと思います。
組合員の皆様への贈呈は、どのように行われたのですか?
また、受け取った組合員の方々の反応など、成果に関してはいかがでしょうか。
小方:感謝の真心を伝えたいという思いが強かったので、できれば、執行部が全て手渡しをしたかったのですが、組合員が多く、そういうわけにもいきません。そこで、各拠点の代議員に協力してもらって、一人ひとりに手渡しをしてもらいました。
熊谷:全般的に「普通のカタログギフトよりも見やすい」「ほしい商品がたくさんある」と非常に好評でしたね。カタログギフトで心配していたのが「選択肢はあるけどほしいものがない」という反応でしたが、そういう意見はありませんでした。逆に、もっとも多かった声は「全部欲しい」でした。また、女性は受け取った瞬間に「カワイイ」という反応が多かったと聞いています。
カタログギフトを起点に笑顔が広がっていった様子が伝わってくるようです。
方岡:組合員の皆様に喜んでもらいたいという目標は無事達成できたと思います。私としては、先ほどの繰り返しになりますが、顔写真を載せたことで、話したことがない組合員からたくさん声をかけてもらえたのが想定外の成果です。
清水:実は委員長を通じて社長にも渡したんです。福利厚生のさらなる充実をお願いしたいという思いがあったんですが、「魅力的な商品ラインアップだね」という反応でした。文書や言葉だけではない効果的な提言になったのではないかと自負しています。
SELECTSのサポート体制に関してはいかがでしたか。
小方:労働組合の仕事は就業時間にできないので、昼休みや早朝、夕方など限られた時間に取り組むことになります。組合の設立日がある2月に合わせて今回のカタログギフトを展開したかったので、年末年始の繁忙期でどこまでできるか実はかなり不安でした。
熊谷:でも、SELECTSはデザインから商品リストまできめ細かく提案いただいたうえ、要望にも迅速かつ柔軟に対応してくれました。おかげで思った以上にスムーズに進めることができ、本当に感謝しています。
最後に、「SELECTS」の導入を検討している企業や労働組合へメッセージをお願いします。
小方:特に労働組合の場合、どのくらいの作業負担があるのか気になると思います。でもSELECTSは、全方位的なサポートをしてくれることもあって、思った以上に気兼ねなくやりたいことがやれました。そうした意味での「ハードルの高さ」を感じているご担当者の方には、「気にせず希望どおりのことができますよ」とお伝えしたいですね。
熊谷:限られた予算でも、かなり自由度の高い商品セレクトができるというのは大きな魅力かと思います。私たちの取り組みでは「個人的に使ってみたい」という反応もあったので、魅力的なサービスを組合員・社員に提供できるという意味でもおすすめです。
清水:SELECTSはギフトサービスですが、モノだけでなく気持ちも一緒に贈ることができると実感しました。誠意や真心は形として見えませんが、バラエティに富んだ商品を選ぶことができて、カードやパッケージのデザインを自在に工夫できるSELECTSなら、そうした思いをしっかり伝えることができます。とりわけ周年記念での贈り物に迷っているなら、ぜひおすすめしたいですね。
方岡:組合に限らず、組織内のコミュニケーションを活性化したいというニーズがあるなら、試す価値は十分にあります。「どのギフトを選べばいいか迷っているんですよ」といった会話が自然に発生するなど、今回のカタログギフトを通じて新たなコミュニケーションがいくつも生まれました。本当にSELECTSを導入してよかったですし、多くの企業や労働組合に活用いただきたいと思います。
ありがとうございました。
AGCセイミケミカル労働組合は、AGCグループのファインケミカル研究開発会社として設立され、含フッ素機能商品や機能性モノマー、燃料電池などの開発・製造・販売などを行うAGCセイミケミカル株式会社の従業員組合。約11万6,000人で構成されるJEC連合(日本化学エネルギー産業労働組合連合会)に加盟。
組合名
AGCセイミケミカル労働組合
住所
〒253-8585
神奈川県茅ヶ崎市茅ヶ崎3丁目2番10号
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