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導入事例

Case

株式会社LIXIL Advanced Showroom

“新しい感性”によって生まれた「デジタル永年勤続表彰」というスタイル
永年勤続表彰のDXをSELECTSで実施し、エンゲージメント向上に成功

株式会社LIXIL Advanced Showroom

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住宅設備機器ショールーム運営管理

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長年にわたって会社に貢献した従業員を顕彰する「永年勤続表彰」。会社から従業員へ日頃の感謝の気持ちを示すとともに、エンゲージメント向上や離職防止の効果も期待できる制度です。しかし、同じ形式を繰り返すことでせっかくの感謝を伝える場が形骸化してしまっている実態も少なくありません。コロナ禍以降、必ずしも全員が常にオフィスに集まらない時代となった今、そのあり方を見直す動きが出てきました。中でも、永年勤続表彰をデジタル上で実施し、“DX(デジタル・トランスフォーメーション)”を実現するという先進的な取り組みを実行されたのが全国にLIXILショールームを展開する株式会社LIXIL Advanced Showroom様です。デジタルの場での表彰を実現させるため「SELECTS」を導入された理由とその効果について、エンプロイーオペレーション部の佐野様、瀬戸様、千田様に伺いました。

Case Summary

  • 【製作物と配布】
    ①表彰対象者ごとにお名前と社長からのメッセージが表示されるデジタルカタログギフトを制作し対象者にメール配信。
    ②社内アンケートで決まったオリジナルのデザインで制作し、喜ばれやすいお菓子やお花をラインナップ。
  • 【当時の課題】
    ①社内で通例になっていた「永年勤続表彰」が形式化していることを懸念し、「永年勤続表彰」の本質的な意義を取り戻すために新しい表彰のスタイルを創出したかった。
    ②在宅勤務者も含め全員を表彰できる方法を見つける必要があった。
  • 【導入の決め手】
    ①完全なオリジナルのカタログギフトが作成できるのが「SELECTS」のみだったため。他社の「オリジナルカタログギフト」も検討したが、決められたラインアップからカスタマイズできるのみで、自由度の面からSELECTSが優れていた。
    ②SELECTSのセキュリティ知識・体制に安心感があり、社員の個人情報保護の観点から安全を確信できるサービスがほかになかった。
    ③コスト面でも適正と思われるのがSELECTSのみだった。他社サービスはレンタルサーバー代で約100万円のコストがかかるなど、予算に合わない費用を提示された。
  • 【導入後の成果】
    ①表彰対象者から「感激しました」「これからも仕事を頑張りたい」といった喜びの声が多く寄せられた。
    ②従来よりも少ない労力で運用できた。表彰対象者にはシニア層もいるため、デジタルオリジナルギフトに対する反応が気になっていたが、予想以上に受け入れられた。
    ③「永年勤続表彰」のプロジェクトメンバーに若手社員を迎え、彼らの声によって新しい表彰スタイルが実現したことで、大切にしている5つのバリューの1つ「敬意」をより社員間に醸成する効果も得られた。
    ④社内の別部署から問い合わせが入るなど、「永年勤続表彰」以外の社内表彰やお祝いごとにもオリジナルカタログギフトのニーズがあることがわかった。

強固なセキュリティと適正コストを両立する
デジタルオリジナルカタログギフトはSELECTSだけだった

株式会社LIXIL Advanced Showroom様が、「SELECTS」でオリジナルのカタログギフトを作成しようと思われた理由をお聞かせください。

佐野:「永年勤続表彰」をデジタル化するにあたって、アナログの手紙から形式は変わっても、一人ひとりの個人に宛てた感謝を伝えたいという思いがありました。一律のフォーマットで同じものをお贈りするのではなく、WEBページを開いたときに「あなたに向けたお祝いですよ」ということが伝わるようなオリジナリティーを出したかったんです。ところが、これが思った以上に困難でした。





















弊社以外にも様々なギフトサービスを検討されたと思いますが、どういったところに課題を感じたのでしょう。

瀬戸:コスト面とセキュリティ面で、わたしたちが納得してお任せできる会社がなかなか見つからなかったんです。ある企業は技術的に不可能ではないと回答してくれましたが、レンタルサーバー代が100万円かかると言われ、それでもセキュリティ面で不安の残る仕様であったので見送らざるをませんでした。5社ほど比較検討した中で、理想のデジタルコンテンツを予算内で実現できる会社はSELECTSさんだけでした。























セキュリティ面での不安というのは、具体的にどういったことなのでしょうか。

佐野:弊社はおかげさまでたくさんのお客様のご支持をいただいています。当然、個人情報はもっとも大事に扱わなければならないものの1つです。
「永年勤続表彰」は従業員が対象ですが、個人情報を守らなくてはならない点は変わりません。
そういう思いを持っている私たちの基準で見ると、とても委ねられる体制ではなかったというのが正直なところです。

瀬戸:初期段階からチーム内のITに強いメンバー含め細かく確認をとり進めていたのですが、SELECTSはネットワークやセキュリティに対する高い知見を持っていることがすぐにわかりました。個人情報の取扱方が適切だったり、お届けする方しかアクセスできないセキュアな個別URLを発行することで、パスワードタイプとは違い、受け取る方の体験を下げずに、セキュリティを担保することができました。これも詳しい方なら基本的なことだと思われるかもしれませんが、ギフト業者ではなかなかこうした対応をしてくれるところがありません。ほかにも抜け漏れのない対応を頂けて…。後でIT企業出身の方々だったと聞いて納得しました。

受取画面には表彰対象者に宛てた手紙が差し込まれている

マンネリ化したセレモニーを見直し、
喜んでもらえる「永年勤続表彰」を目指したい

そもそも、なぜ「個別のデジタルオリジナルカタログギフト」を作成しようと思われたのでしょうか。

佐野:オリジナルカタログギフトをやろうというスタートではなく、「永年勤続表彰」の見直しが発端でした。
通例的な表彰なので、だんだんとマンネリ化してきていたんですね。形ばかりになっていた「永年勤続表彰」の本質的な意味を見つめ直し、その意義に立ち返りたいと思ったんです。
ブリザードフラワーと記念品という贈り物も毎年同じだったので、表彰の対象者に本当に喜ばれているんだろうかという疑問もありました。
そこで、見直しのためのプロジェクトチームを発足し、若いメンバーを迎えて彼らの感性を取り入れることで、何か新しいものを作り出そうと始動しました。

瀬戸:様々な案を検討した中で、贈られた方が好みにあわせて「選べる」ことがカタログギフトの大きな魅力であると感じました。
また、オリジナリティが出せるソリューションを模索していたので、カタログギフトをオリジナルで製作できるサービスがあることをネット検索で知り、記念品の方向性が決まっていきました。

今回、デジタルオリジナルカタログギフトを作成するにあたって、どのような点にこだわったのでしょうか。

千田:こだわりポイントは大きく2つです。1つは記念品の内容です。なによりもまず「もらって嬉しい」ことが重要ですので、どなたでも広く喜んでいただける花とお菓子をラインナップしました。もう1つは商品数です。少なすぎても選べる楽しさがありませんし、多すぎても迷ってしまうと思いましたので、商品数はあえて絞りました。とはいえ、計27種ありますので、物足りなさはなかったと思います。























女性社員や若手の声を最大限取り入れて
“デジタル永年勤続表彰”という新時代のスタイルの創出へ

商品受け取り画面のWEBページについて、華やかなピンクの花があしらわれた画像は御社からご提供いただいたデザインですが、製作の背景をお聞かせください。

千田:デザインに関しては弊社の広報部門に依頼をして、4案ほど製作してもらった中から人気投票を経て最終的に決定しました。このデザインは特に女性社員や若手社員から人気がありました。

瀬戸:弊社の従業員は約9割が女性なんです。また比較的若い会社ということもあって従業員の年齢層も若いので、社を代表する層と女性の意見を最大限尊重しようということで今回のデザインに決まりました。

実際に採用されたデザイン

オリジナルカタログギフトを導入するうえで不安だった点はありますか。

千田:初めての試みだったので、掲載した商品がきちんと注文した方に届くのか、遅延はないか等の不安がありましたが、実際に運用されてみるとトラブルもなく、当初の不安は解消されました。

“デジタル”の表彰というのは先進的で挑戦的な取り組みと感じますが、永年勤続表彰をDXすることの狙いは何だったのでしょうか。

佐野:我々の持ってるショールームという環境は日々従業員がそこへ出社をしているので、お互いに顔を合わせて何かを共有するということが可能です。一方で本社部門の従業員はコロナ禍以降ほとんどが在宅勤務となったので、記念品ひとつ贈るにしてもリアルな場で集合することができなくなってしまいました。そういった環境下でも通用する表彰の形が求められていました。
















瀬戸:働き方が多様化している現代で、過去の通例に囚われない表彰の在り方を考えたときに、完全デジタルという手法は一見大胆に思われるかもしれませんが、試してみる価値は大いにあると思ったんです。

佐野:デジタルへの移行は、無機質で温かみのないイメージも当初はあったのですが、ショールームの接客もオンライン上でコーディネートするスタイルに変わってきています。若い感性を受け入れることで時代とともにサービスも常に進化してきましたし、デジタルであっても受け入れられるのでは、という予感も感じていました。






















社内の他部署からも大きな反響があり、
他の表彰やイベント活性化のツールとしても期待

実際に「永年勤続表彰」で対象となる従業員様へオリジナルのデジタルカタログギフトを贈った反応はいかがでしたか。

瀬戸:非常に好評でした。「感激しました」「これからも仕事を頑張っていきたい」といったお言葉をいただき、メールで喜びの声を寄せてくださった方もいらっしゃれば、ショールームに伺った際に直接声をかけてくださる方もいらっしゃいました。逆にマイナスな意見は上がっていません。

実際の運用を通して、表彰のオンライン化はスムーズに進行しましたか。

佐野:表彰対象者にはシニア層の従業員もいるので心配していましたが、実際は想像以上にスムーズに浸透しました。従来かかっていた労力が削減されて、結果満足度の高いコンテンツを提供できたので、こういった表彰の形がこれからの新しいスタイルの1つなのだと実感しています。

想定外の反響はありましたか。

瀬戸:社内の他部署から「効果的なデジタルカタログギフトについての活用を検討したい」といった反響がありました。「永年勤続表彰」に限らず、社内表彰やエンゲージメント向上のイベントなどを活性化するツールとしても今後期待できるのかなと感じています。




これからの時代の社内表彰やお祝いに
デジタルオリジナルカタログギフトという選択肢

このたびの取り組みを振り返って、いかがですか。

佐野:なによりも若手メンバーが中心となって新たな「永年勤続表彰」のスタイルを作り上げたことが意義深いと思っています。通例というだけで実施するのではなく、「誰から誰に感謝を伝えるのか」についてしっかりと考えることで、これから会社を支える人から、今まで会社を支えてくれた人に感謝を伝える場ができました。それによって、弊社が大切にしている5つのバリューの1つである「敬意」が、改めて社内間に醸成されました。当初の目論見どおり、これからの時代の新たな表彰やお祝いのスタイルになるのではないかと感じています。

















最後に、「SELECTS」の導入を検討している企業へメッセージをお願いします。

千田:このたびの表彰の成功において、オリジナルカタログギフトの存在は非常に大きなものでした。
こちらの事情や意向、予算など課題は多々ありましたが、SELECTSはひとつひとつ丁寧に汲み取って、迅速に提案してくださいます。
SELECTSのおかげで「永年勤続表彰」というイベントがマンネリを打破して成功を収めましたので、同じようにイベントのマンネリ化に悩んでいる方は試してみていただきたいです。

瀬戸:オリジナリティのあるコンテンツを製作したいときには、SELECTSは有効な選択肢です。
今回オリジナルカタログギフトを導入してみて、社内からも想定を超える反響があったので、検討中の方にはぜひおすすめしたいですね。

佐野:若い声に背中を押されてSELECTSを導入し、結果、我々の世代にも受け入れられる永年勤続表彰の新スタイルが完成しました。
新しい時代の選択肢として大いに検討の余地はあると感じます。

ありがとうございました。

Company Information

株式会社LIXIL Advanced Showroomは、LIXILのショールームを運営しています。設立以来、変革と共に人と組織に向き合いながら、 「お客さまの笑顔のために」トータルコーディネートを提供。現在全国81拠点、約1200名のコーディネーターが在籍。


社名

株式会社LIXIL Advanced Showroom

住所

〒105-0013 東京都港区浜松町2-5-5 PMO浜松町7階


URL

https://www.lixil-as.jp/

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株式会社LIXIL Advanced Showroom
エンプロイーオペレーション部
Division Leader
佐野 宏幸
(さの ひろゆき)
株式会社LIXIL Advanced Showroom
エンプロイーオペレーション部
瀬戸 知佑
(せと ともすけ)
株式会社LIXIL Advanced Showroom
エンプロイーオペレーション部
千田 桜子
(せんだ ようこ)

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